現代アートはなぜ「わからない」といわれるのか
現代アートに対してなぜ、「わからない」「ヘンテコなもの」「不可解なもの」で「楽しくない」といった印象を持つ方が多いのでしょうか。
安心してください!プロの美術関係者でも、見ただけですべての作品をきちんと理解することはできません(笑)
なぜなら、現代アートは、みんながすでに知っていることや、わかりきっていることを表現するものではないからなのです。
現代アートの作品は、あなたに「美しさ」や「価値感」「この作品の存在する意味」を一緒に考えてほしい、というメッセージが形になったものと考えることができます。
みんなが知っているけれども案外気がついていなかったり、近くにあるけれどみんなが見過ごしてしまっているものに、アーティストは焦点を合わせて、それを作品という形に落とし込み、人々に新たな提案として示そうとしてきます。みんながまだ知らない世界を見せようとしてくるのだから、簡単に読み解けるわけがありません(笑)わからないから見ないといわず、知らないことを知りたいというチャレンジで、作品を前にして能動的にいろいろと想像してほしいのです。
そして作品の読み解きの助けとなるのが、現代アートの基礎的な知識です。
「近代アート」を「美術」というならば、「現代アート」は「知術」とでもいうべき、知的ゲームのようなところがあり、ゲームに参加するには基本ルールを知っておく必要があります。それを理解していれば「あ、この作品はたぶん、こういうことを表現しているんだろうな」と読み解けるようになってきます。
当サイトでは今後、現代アートの基本的な知識として「現代アートの美術史」、「現代アートの評価基準」、「現代アートの鑑賞方法」などについてお伝えしていきたいと思っています。
現代アートは、「わからないから、つまらない」ではなく「わからないから、面白い」のです♪