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新入荷! ゲルハルト・リヒターとは・・・

リヒターは、旧東ドイツのドレスデンに生まれ、現在、世界で最も注目を集める重要な芸術家のひとりであり、「ドイツ最高峰の画家」と呼ばれている。1951年から56年まで地元の芸術アカデミーで絵画を学ぶが、1959年に旧西ドイツ・カッセルのドクメンタでジャクソン・ポロック、ルチオ・フォンタナの抽象絵画を見て衝撃を受け、共産主義体制に表現の制約を感じる。ベルリンの壁によって東西ドイツの行き来が禁止される寸前の1961年、西側のデュッセルドルフに移住し、デュッセルドルフ芸術大学に入学。独自の作風を展開していく。
 初期の頃から制作されている「フォト・ペインティング」は、新聞や雑誌の写真を大きくカンバスに描き写し、画面全体をぼかした手法である。またモザイクのように多くの色を並べた「カラー・チャート」、カンバス全体を灰色の絵具で塗りこめた「グレイ・ペインティング」、様々な色を使う「アブストラクト・ペインティング」、幾枚ものガラスを用いて周囲の風景の映り込む作品など、多様な表現に取り組んでいる。
 リヒターの問題意識は終始一貫して「絵画に何ができるかを試すこと」にある。それは、写真技術の誕生によって変革を余儀なくされた絵画の新しい可能性を探求し、絵画の本質を追求することにある。
 作品の価格は2010年以降高騰しており、2015年のサザビーズにてアブストラクト作品が約55億円で落札された。